約一万年前のメソポタミア時代、人間が動物の乳を利用し始めたのを起源に、永い歴史の中で、欠かすことのできない生命飲料として命をつないできた牛乳。日本で本格的に生産され始めたのは江戸時代末頃とまだまだ最近のことです。
昭和49年、6頭の乳牛からスタートしたRDF(ロマンチックデーリィファーム)は、徐々に頭数を増やし、現在、1000頭規模の牧場へと成長しました。常に、西洋の知恵とも言うべき“酪農”の、日本における最適な形を考えながら、「次世代酪農」を合い言葉に、安心で安全な牛乳作りに取り組んでいます。
近年、世界的な食料問題や環境問題が取り沙汰されるなか、RDFでは、大規模化による高品質な牛乳の安定供給や、最新の設備による自然循環型システムの構築。さらには、牧場の組織化や職場環境の整備に積極的に取り組むことで、スタッフが安心して働ける、若い人たちに“選ばれる職場”としての牧場作りを進めています。
今後の目標としては、6次産業化により、消費者の方たちに「食」への理解を深めてもらいながら、雇用においても新規就農を積極的に受け入れ、より多くの新しい雇用を創出したいと思います。また、他産業とも連携することによって、地域社会の活性化を促し、大きく農業から乳業へ転換していくことで多くの付加価値が生まれ、自由化、国際化の潮流にも対応できる強い産業を構築し、RDFとしての使命を果たしていきたいと考えています。
酪農に限らずすべての農業は、古より人間の生命活動に欠かせないものでした。これからのRDFは「コップ一杯の牛乳」の可能性を最大限に広げるグローバルな企業運営を目指しています。