【飼料課 2013年入社 木暮 勝也】牧草の成分分析から最適なブレンドができるようになりたい。

群馬県立農林大学校 酪農肉牛コース卒業 / 群馬県出身

酪農の仕事に興味を持ち、大学校では酪農肉牛コースを選択。就職活動では牧場だけに絞って活動。合同企業説明会で当牧場を知り、会社見学をした際に牧場規模の大きさ・様々な機械が導入されていることなどに感動したことが入社の決め手となった。
目的もなく自転車で遠出することが趣味というアクティブ派。

ずっと夢だった酪農の仕事に就き、様々な業務を体験先輩の指導で学校と実践との違いを克服

ずっと「農業」をしたいと考えていたので、高校の時から農業学科で勉強をしていました。

そのなかで特に興味のあったものが「酪農」という分野でした。

就職活動では県内の牧場に絞って家族経営のところから、500頭を超える大きなところまで、さまざま規模の牧場を見学しました。その中で一番魅力的に感じたのが当牧場です。入社後は、成牛の搾乳や牛の世話をする成牛課に配属。その後、子牛の世話する育成課で経験を積み、現在は飼料課に配属され、主に牛たちの餌づくりと給餌などの仕事を担当しています。高校と大学校で酪農の基本を5年間学んではいましたが、実践となると座学だけだと学べないことが多いと感じました。先輩方にしっかり指導してもらえたお陰で、着実にスキルを身に付けることができました。

搾乳の質や量を左右する飼料づくりの面白さ

飼料課の仕事は、成牛と育成牛に与える混合飼料の調整と給餌が主な業務です。当牧場では搾乳牛だけでも約550頭を飼養しているので、一日に必要な飼料も大変な量になります。与える飼料によって毎日の乳量や成分に違いが出るのです。美味しい牛乳を、いつも消費者の人たちに提供するためには不可欠な仕事です。

材料の質がも日々違ってきたり、牛の年齢や健康状態に合わせて飼料の配合を変えたりなど、日々試行錯誤の繰り返しです。

飼料の配合によっては、牛があまり餌を食べてくれなかったり、消化不良をおこしてしまうこともあります。飼料は牛乳の生産量や質に、直結していることから非常にデリケートな仕事だと考えています。だからこそやりがいを感じます。

またトラクターなど大型の機械を扱うので、操作はもちろん、保守・メンテナンスのスキルも必要になってきます。

仕事の精度向上に成長している自分を実感

入社したばかりの頃は、業務がうまくできるときとできないときで、かなり差がありました。先輩からのアドバイスで今すべきことに集中するように、心の中で自分に言い聞かせることを実践するようになってからは、仕事の精度が向上し安定してきたと実感しています。そう感じてから、自分の業務に対して責任感が生まれ仕事のやりがいが以前より大きくなりました。牧草ごとの産地や気候等による成分の違いを分析し、その違いに合わせて飼料を選ぶことで、より質の高い飼料を配合するスキルを今後身に付けたいと考えています。

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酪農の仕事は、毎日の積み重ねです。変化していないように見えても、少しずつ変化しています。このささいな変化を感じ取れるようになると、仕事がいっそう楽しく感じると思います。

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Private Time

仕事に集中し過ぎてしまうことが多いので、休日は体を休めていることが多いです。ラーメンが好きで、おいしいラーメンの情報が入ると、体がうずうず。時には県外へ食べに出かけることもあります。プライベートでは、自分の感情の赴くままに自由に生活しています。